伊東俊太郎(いとう・しゅんたろう)
1930年4月生まれ、東京出身。1953年、東京大学文学部哲学科卒業、1964年、米国ウィスコンシン大学より科学史でPh.D.の学位を取得。中世科学史、ギリシャ数学史、アラビア科学史などの研究から東西比較科学史、比較文明論の研究に進む。1978年、東京大学教養学部教授。のち国際日本文化研究センター教授、麗澤大学教授を経て、現在、東京大学名誉教授ほか。著書に『近代科学の源流』(中央公論社、1978/中公新書版、2007)、『比較文明』(東京大学出版会、1985/UPコレクション版、2013)、『十二世紀ルネサンス』(岩波書店、1993/講談社学術文庫版、2006)ほか多数。『伊東俊太郎著作集』(全12巻、麗澤大学出版会、2008年〜2010年)がある。