【ゆかりの径(こみち)】vol.04:最終回 妖(あやし)く悟(さとる)
平成29年早春だからもはや昔日というべきか。京都嵯峨野に向井去来の別墅(別荘)落柿舎を尋
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平成29年早春だからもはや昔日というべきか。京都嵯峨野に向井去来の別墅(別荘)落柿舎を尋
相模湾沿いの土地のうちとりわけ海洋性気候の度合が高い葉山は、明治大正期から避暑避寒の好地
10月某日。時おり陽も差すが秋日和にはほど遠い。とはいえ雨天曇天はすでに慣れた。慣れるし
3月某日。コロナ不穏で旅も手控えの時期ながら行くことにした。修善寺の菊屋旅館。夏目漱石が
鎌倉時代後期の絵巻『豊明絵草子』。作中の詞書には『とはずがたり』によく似た箇所がいくつか
一遍智真 頽廃のなかにあってひとは真情に飢える。王朝期から中世へ移りゆく時代も同じだった