【ゆかりの径(こみち)】vol.02 時の寂
10月某日。時おり陽も差すが秋日和にはほど遠い。とはいえ雨天曇天はすでに慣れた。慣れるし
10月某日。時おり陽も差すが秋日和にはほど遠い。とはいえ雨天曇天はすでに慣れた。慣れるし
3月某日。コロナ不穏で旅も手控えの時期ながら行くことにした。修善寺の菊屋旅館。夏目漱石が
鎌倉時代後期の絵巻『豊明絵草子』。作中の詞書には『とはずがたり』によく似た箇所がいくつか
幽霊のはなし アンクル・イザヤ 通りの向こうを、夕刊売りの少年が駈けぬけた。 「最終レー
一遍智真 頽廃のなかにあってひとは真情に飢える。王朝期から中世へ移りゆく時代も同じだった