分野を横断しながら、多様な「問い」に向き合う──。
混沌の時代を「ひらく」第3号、発売中です。

次々と打ち出される技術革新、モノ・人・情報の国境をこえた急激な移動によって、いま、わたしたちの日常は活気に満ちているように見えます。しかし一方で、その表皮をめくってみれば、さまざまな領域で、深刻な秩序崩壊や価値の混乱に直面している現実が浮かびあがります。
混沌とした現代にあって、『ひらく』は、問うべき課題にまっすぐ向きあいます。そして、思想的な座標を論じるべく、「令和」がはじまる月に発刊されます。
現代文明や日本の思想についての本質的な論議の場所となり、わが国の知的領域に対して、ささやかな寄与ができればと念じながら。
 


【目次】
巻頭言 佐伯啓思
塩田千春 魂の深淵を覗く
〈巻頭特別対談〉塩田千春×佐伯啓思 あるのかないのかわからないようなもの
特集❶新・経済学批判
〈論考〉佐伯啓思「資本主義の暴走」と「経済学の責任」
〈対談〉堂目卓生×佐伯啓思 歴史と現在 経済学の展望
〈論考〉松原隆一郎 日本経済を覆う「不安」と経済思想の二つの流れ/広井良典 有限性の経済学に向けて/柴山桂太 ケインズの文明社会論 モラルサイエンス私論/清水 習 現代経済学のイデオロギー・クリティーク/
特集❷仏教と日本人
〈対談〉佐々木 閑×佐伯啓思 仏教の多相とその現代的意義
〈論考〉末木文美士 中世仏教への視座/賴住光子 道元の思想と表現
〈特別対談〉森田真生×佐伯啓思 数学の「汲み尽くせなさ」
〈特別対談〉先崎彰容×與那覇 潤 「成熟なき喪失」の時代 批評の復権にむけて
〈論考〉古田 亮 平福穗庵 秋田発──日本画創成/長谷川三千子 道元を読む㊂ 拈華微笑/西平 直 稽古と修養 日本におけるself-cultivation/荒川洋治 刊行された本を読む人びと/先崎彰容 本居宣長の世紀㊂
〈中篇評論〉澤村修治 有為のねぶり
〈論考〉寺下滝郎 「極東の将来」を見通した西欧の哲学者ラフカディオ・ハーン
〈書評〉藤本龍児 『アメリカの恩寵 宗教は社会をいかに分かち、結びつけるのか』
〈コラム〉芦澤泰偉 松澤宥と究極の本『ψの函』/赤津孝夫 火のはじまり


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