分野を横断しながら、多様な「問い」に向き合う──。
混沌の時代を「ひらく」第4号、11月30日発売です。

次々と打ち出される技術革新、モノ・人・情報の国境をこえた急激な移動によって、いま、わたしたちの日常は活気に満ちているように見えます。しかし一方で、その表皮をめくってみれば、さまざまな領域で、深刻な秩序崩壊や価値の混乱に直面している現実が浮かびあがります。
混沌とした現代にあって、『ひらく』は、問うべき課題にまっすぐ向きあいます。そして、思想的な座標を論じるべく、「令和」がはじまる月に発刊されます。
現代文明や日本の思想についての本質的な論議の場所となり、わが国の知的領域に対して、ささやかな寄与ができればと念じながら。
 


【目次】
巻頭言 佐伯啓思
〈ART〉岡村桂三郎 解説=古田亮 描くことの本源へ
〈巻頭論文〉佐伯啓思 新型コロナウイルスに翻弄される現代文明
特集❶日本精神の根源
〈特別対談〉先崎彰容×松岡正剛 日本の近代あるいは喪失の時空
佐伯啓思 「日本的自然観」についての覚え書き/佐藤弘夫 祖霊は山に棲むか 「日本人と神」再考/西村明 記憶とたましい
特集❷レオ・シュトラウスとは何者か
石崎嘉彦 レオ・シュトラウス「政治哲学」から何を学ぶべきか?/納富信留 古代哲学をどう読むか/近藤和貴 歴史家と歴史を超えるもの/ネイサン・タルコフ 金澤洋隆=訳 『自然権と歴史』における正しい生き方としての哲学/金澤洋隆 レオ・シュトラウスが現代文明に問いかけること
〈論考〉
森一郎 コロナ禍はどこまで危険なのか/末木文美士 大伝統から中伝統へ/長谷川三千子 道元を読む(四)/西平直 養生/広井良典 無の人類史・序説/吉岡洋 美学のアップデートその1/柴山桂太 ケインズの文明社会論②/先崎彰容 本居宣長の世紀[四]/荒川洋治 文章という文明/岸本葉子 花のうしろに/古田亮 渡辺華山/澤村修治 巡遊伶人の記/寺下滝郎 ジョン・グレイの〈新型コロナ危機〉論
〈書評〉
藤本龍児 『グローバル時代のアメリカ』古矢 旬=著/澤村修治 『近代の虚妄』佐伯啓思=著 『文学は実学である』荒川洋治=著
〈コラム〉
西田幾太郎 遺墨「無」/芦澤泰偉 本好きへの装幀噺/赤津孝夫 「サバイバル」という言葉


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